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根の話NO.1

  • 2011/04/18(月) 00:00:00

作物でいちばん大切なのは根だといわれます。

確かに根は作物が生きて育っていくのに必要な水や肥料を吸収するのですから最も大切です。
根の機能として地上部を支えるとか、肥料や水の吸収とか、吸収した水や肥料の通導とか、サツマイモのような養分の貯蔵とか言われます。

ゲーテの「植物変態論」では、植物の組織は
「根」「茎」「葉」
の三つに区分されています。

「根」は植物の中のどの部分を言うのでしょうかねぇ~
やっぱり土の中に隠れている部分でしょうねぇ~

農家を巡回しているとイチゴの苗をポットからはずして「真っ白いいい根が張ってるねぇ。」とか
圃場のマルチを剥ぐって「いい根が張ってるよ。」と言われますが、果たして白い紐や糸のように見えるのが本当の根なんでしょうか。

確かに地上部を支えるという根の役割から考えると太い根が四方八方、地下深く伸びているほうが有効でしょう。
それでは水や肥料の吸収はどうでしょうか。

中学のころの理科の時間、高校のときの生物の授業を思い出してください。
教科書に根の構造と言う題で根の断面図が書いてあったと思います。
その図は3段に分けてあって、一番下の段には先端に根冠という保護組織とその内側に根の生長点があり、真ん中の段には表皮細胞から飛び出した糸くずみたいな「根毛」というものが表してある。
一番上の段には中央部に木部と師部、その間に形成層があって内皮、皮層、表皮で包まれているという模式図。
皆さん思い出したでしょう?

根の内部構造
画像転載 『BotanyWeb 根の内部構造』より 

畑に人参を作っている方、春に人参の花の塔(蕾)が立ってきたころ引き抜いてみてください。
人参の真ん中あたりにいっぱい真っ白い細い根が張っているでしょう。
切ってみてください。
一番外側の皮の内側に白っぽくスポンジ状になった肉があって、その内側に硬くて食えない板のような層があるでしょう。
ここまでが表皮・皮層・内皮であって、その内側に木部・師部・形成層が肉となって存在する。
人参がないときは塔の立った大根でも同じように見ることができる。

老いて食べられなくなった人参も教材には役に立つのだから、老いた者を粗末にしてはいけないのだ!!。

根の一番大事な機能は養水分の吸収であることは誰でもわかるし、それが先ほどの根毛といわれる部分で行われていることもわかる。

人間の体でいえば小腸の内側ある柔毛と同じものである。
この根毛は表皮細胞の変形したものであり、表皮細胞として単一の細胞である。
すなはち元来表皮細胞で行っていた養水分の吸収を、より効率的に行うため表皮細胞の表面積を増やし、土壌中の隙間に入り込みやすくしたものである。

だから、果物や果菜類および結球野菜のように大量に養水分の必要な野菜や果樹ではこの根毛が発達し、ネギやタマネギ、アスパラガスといったユリ科のように大量の養水分を必要としない作物は根毛が発達しなかったり発生しない。

だから、作目や品種によって根の違いや差が出るわけだから、その特性に合わせた土作りや耕耘、畝作りが必要になってくる。


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まとめteみた【しげじいのこぼれ話】

作物でいちばん大切なのは根だといわれます。確かに根は作物が生きて育っていくのに必要な水や肥料を吸収するのですから最も大切です。根の機能として地上部を支えるとか、肥料や水の吸収とか、吸収した水や肥料の通導とか、サツマイモのような養分の貯蔵とか言われます。...

  • From: まとめwoネタ速suru |
  • 2012/03/19(月) 05:41:20

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